モンテッソリー教育とは?
#1敏感期を利用する教育 3歳までは?
2021年 11月28日
モンテッソリー教育は子供が持つ敏感期を利用して教育を行う方法です。
敏感期とは、幼少期にある特定の能力を獲得するために、環境中の特定の要素に対してそれをとらえる感受性が特別に敏感になる一定期間のことだとモンテッソリーは説明しています。
3歳までの主な敏感期は「吸収する心」と「秩序感」です。
「吸収する心」
幼児は自分が生きている環境の全てを印象として取り入れてしまう特別な力です。
まるで写真を撮るような早さで吸収します。
この敏感期の力により、言語、習慣、宗教などが子供の心に吸収されるのです。
まさしく「三つ子の魂百まで」ということでしょう。
1歳半になる息子と話しをするときは、できるだけゆっくり話しかけるようにしています。
すると、彼は僕の口元を見て、言葉を聞いて、自分の口で再現しようとトライしていることがわかります。
幼児は3歳までに様々な印象を内面に溜めます。
そして3歳以降には新しいものを取り入れるというよりは、溜めたものを整理する時間になるので3歳までに、美しい言葉や音楽。確かに愛されいるという安心感。安定した雰囲気があることが望ましいのです。
我が家では、毎日パパと息子で行く近所の散歩が日課です。
(#毎日、1時間くらい・・・帰ってくると、パパも息子も結構ヘトヘト。)
外の風、匂い、気温、日差し・・波の音・・・自然を感じる感覚器に刺激を与え、子供と対話しながらゆっくり歩きます。
(#彼は散歩というより三輪車か抱っこが多い。・・これってパパの筋トレ?)
毎日やっていると息子の言いたいことがわかるようになります。すると僕は共感できたことが嬉しいし、息子も嬉しそうに微笑んでくれるの2人の距離が近づいて行くのを感じます。
「人生の中で、豊かな精神の広がりを持つためにはこの時期に内面に吸収する環境がとても大事だ!」
とモンテッソリー先生は言うので、できるだけ自然の中で、パパとママとネーネからの愛情をたっぷりふりかけるようにしています。
「秩序感」
秩序感は、3種類から構成されています。
■外界への秩序感。
1歳半の息子にも現れています。
自分のスプーンは緑。お皿は赤・・僕が長女のモノと間違ってテーブルに並べると、自分で取り換えて正しいモノを使います。
■体内の秩序感。
体内秩序感は自分がどう動けば良いかの見当をつける感覚のことで、これは後に正確に動く事の土台となっていきます。
最近、息子は塗り絵が好きです。
絵の枠に合うように、色えんぴつの先に精神を集中して塗っています。
もちろん、上手に色を塗ることはできませんが、色鉛筆の動かし方は、明らかに成長してきています。
■精神的秩序感。
3歳までに取り込んだ印象を分類し、3歳くらいからものの特徴に合わせて区別することができるようになる。
こうやって外界のものを区別し集合したり。分類いたりしている時、子供は環境を使って精神を秩序立てている。これはやがて分析、集合、比較、対応などのメカニズムとして発展していく知性の働きにむすび付いています。
精神的秩序ができている子供は様々な状況に自分の力で対応していくことができるようになります。
モンテッソリー先生は、
「秩序は善そのものではないが、善に到達するためのただ一つの道だ」とおっしゃっています。
日常生活で繰り返す活動に、順序や段階の中に子供は秩序を感じ取り安定していくのだそうです。
毎日、子供とやる何かを決めてルーティン化するといいかもしれません。